トピックス 50周年記念事業キャラバン活動について
50周年記念事業キャラバン担当理事 斉藤 忠
一般社団法人日本品質管理学会(以下、JSQCと略す)は、“品質管理の一層の発展と学理の探求をめざして”、1970年(昭和45年)に設立されました。今年度は設立からおかげ様で50年になります。
そこで、50周年記念事業のひとつとして“品質管理活動周知キャラバン活動”を企画しました。
既存の「シンポジウム」や「講演会」、「JSQC規格講習会」、「クオリティトーク」、「QCサロン」等は、会員(個人・賛助・他)サービスの面からも従来通り行事を開催します。(事業所見学会は現在コロナ禍であり、参加いただく会員や引き受けていただく組織の感染予防の観点から開催を控えています。)
今回ご紹介する50周年記念事業のキャラバン活動は、従来のJSQC内の事業とは別に、これまでJSQCとは縁が薄かった方々や組織等に対して、広く品質管理の重要性や効能等を身近な事例を通して、より知っていただく機会をつくる社会貢献の一環として計画しました。
活動期間は2020年11月より2021年10月の1カ年の間で計画しています。
学会としての活動となると、どうしても“難しい統計的手法の説明”や“難しい論理や手法の説明”等と思いがちの方々がいらっしゃるかと思います。
そのように認識されるであろうことを想定し、今回特別にリーフレットを作成しました。
(このリーフレットは数に限りがありますが無償で提供しています。後段に表紙を掲載)
キャラバン活動は、論理や手法を認識していただくのではなく、上段にも記載したように、品質管理が“難しい”、“一部(多くは製造業)の手法や考え方であろう”と思われがちなところを、そうではなく、万国共通で生活に密着した、重要なことであることを認識いただくことを目的としています。そのため、聴いていただく対象者を普段、生活や仕事の業務で“品質管理”を認識されていない、そのような用語は知っていても口にしないような方々を想定して、リーフレットを作成しました。
また、当学会は他の学会と比較して、特異性があります。多くの学会は学界中心で運営されていることが多いのですが、当学会は産官学界のバランスが、産業界が8割を占める他の学会にない特徴があります。論理も重要ですが、実学で実証してその効能を世に発信していくことに当学会の存在意義があることからも、多くの方々に“品質管理”を理解し、身近に感じていただく機会となるようなキャラバン活動を進めてまいりたいと考えております。
学会員の皆さまの身近なところで上記の目的に賛同いただく組織や団体等があれば、これからでも活動期間にOnline開催でも物理開催でもお邪魔したいと思いますので、お声がけいただければ幸いです。
投稿者プロフィール
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