研究会
研究会は,会員からの公募により設置する研究会と会長委嘱の委員で構成する計画研究会があります.公募研究会は,定員の範囲内で正会員はどなたでも参画する機会があります.最近は内外の環境変化を踏まえて,研究対象が広範になり,また公開でのシンポジウムや研究発表会を通じて広く意見を取り入れる活動になっています.研究成果は「品質」誌や報告書を通じて学会員に公開されます.
- テクノメトリックス研究会(計画研究会)
- 医療経営の総合的「質」研究会(計画研究会)
- 信頼性・安全性計画研究会(計画研究会)
- サービスのQ計画研究会(計画研究会)
- 社会基盤型運輸システム品証研究会(公募研究会)
研究会への参加ご希望の方は、事務局(jimukyoku@jsqc.org)へご連絡ください。研究会主査と協議させていただきます。
研究会名称 | 主査 | 人数 | 活動期間 | 区分 | 研究概要 | 募集状況 |
---|---|---|---|---|---|---|
テクノメトリックス研究会 | 研究会 清 智也 (東京大学) | 20名 | 1994~ | 計画 研究会 | 品質管理に役立つ手法、考え方を幅広く探索します。メンバーが興味あるテーマを持ち寄り、それについて議論を行い品質管理の手法として確立できるようにします | - |
医療経営の総合的質研究会 | 永井 庸次 (日立製作所ひたちなか総合病院) | 18名 | 2000~ | 計画 研究会 | 医療における組織管理に関わる事項の研究 | - |
信頼性・安全性計画研究会 | 横川 慎二 (電気通信大学) | 19名 | 2006~ | 計画 研究会 | トラブル発生の背後にある技術的要因、マネジメント要因、組織的要因に的を絞り、信頼性・安全性のつくりこみに関する技術的方法、組織・管理運営方法、および組織風土を対象とし、これらのあるべき姿を検討する | - |
社会基盤型運輸システム品証研究会 | 岡部 康平 (労働安全衛生総合研究所) | 8名 | 2021~ | 公募 研究会 | 物流系の自動化・自律化技術が社会インフラの基盤を成すための品質保証のあり方について学術的に検証するとともに,実務的な活用方法についても検討する | - |
共同研究のお誘い
研究しませんか?
日頃の管理活動の中で,問題に思っていること,研究すべきだと思っていること,将来展望に立って他の人が何を考えているのかを知りたいというようなことはありませんか.学会では研究の場と共同研究者など研究環境を提供します.
既に数人で研究を進めている方,テーマは考えてあるけれど共同研究者を探している方,是非ご一報ください.学会が研究のサポートをします.詳細は本部事務局までお問い合せください.
E-mail: jimukyoku@jsqc.org
研究会だより
部会活動
会員の自主運営による特定の分野を研究する部会があります。
WGや公開講座などの活発な活動が行われています。
- ソフトウェア部会:ソフトウェアの質に焦点を当て,より専門性の高い議論,研究活動,情報交換を行うためのコミュニティ.
- 管理技術部会(旧QMS有効活用及び審査研究部会):「QMS有効活用及び審査研究部会」から「管理技術部会」に名称を改め、QMSのみならずマネジメントシステムを含む管理技術への適用拡大を志向した検討を開始しています。 QMS有効活用及び審査研究については引き続き,以下の継続又は新規テーマで研究活動を行っています。
品質マネジメントシステム審査員の審査技術の向上,品質マネジメントシステムの改善ツールの開発などを行うためのコミュニティ. - 医療の質・安全部会:医療の質・安全の向上という社会的課題に対して,医学系と工学系とが共同で「医療の質マネジメント」に取り組むためのコミュニティ.
- サービスエクセレンス部会/生産革新部会
支部活動
地域ごとの会員の便宜を図り,会員のニーズに合わせたシンポジウム,事業所見学会,研究発表会,研究会, 講演会など地域の特徴を生かした活動を活発に行っております.支部と属する地域は次の通りです.支部の区別なく各種行事に参加できます.
東日本支部: | 北海道,東北,関東,甲信越 |
中部支部: | 愛知,三重,岐阜,富山,石川,静岡,福井 |
関西支部: | 大阪,京都,兵庫,奈良,滋賀,和歌山 |
西日本支部: | 中国,四国,九州,沖縄 |
国際交流活動
アジア品質ネットワーク(Asian Network for Quality : ANQ)に加盟する品質に関する17組織が学術国際会議を開催し,グローバル社会におけるアジア品質の更なる向上を目指して活発な議論を行っています.JSQCは,理事組織として積極的に参画しています.
また,米国品質管理協会(ASQ),欧州品質機構(EOQ)など海外の関連団体との交流を通じた国際貢献に積極的に取り組んでいます.
初等中等教育支援
平成23年度から導入された、新学習指導要領では、「“生きる力”をはぐくむ」ことが理念としてうたわれています。この“生きる力”の一つして掲げられている 「いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力をはぐくむこと」、すなわち、受験目的ではなく、実社会における問題の解決に資する初等中等統計教育となるように、新教育制度立ち上げ時期の方向付けに協力します。このためにTQE(Total Quality Education)特別委員会を設け、日本品質管理学会として重点的に支援活動を行っていきます。