私の提言 品質管理のさらなる研究・普及のためにさまざまな立場での学会活動推進を

岡山商科大学 西 敏明

 現在、会員サービス委員会を担当しています。学会員の皆様もご存じのように、会員数は減少傾向にあります。しかし、賛助会員数は増えています。このことは賛助会員を構成する産や組織の学会への期待は大きくなっているものと思っています。
 学会運営のために、理事会および構成している各種委員会からの発信で、会員増に向けての活発な活動がされているのはご存じのことと思います。今後も産と学が合わって、さらに活発な活動が展開されると確信しています。
 学会を構成する理事会、各種委員会、事務局の活発な様子を肌で感じているせいか、以前よりも品質誌が届くのを楽しみにしています。投稿論文はもちろんのこと、学会誌編集委員会の多大なるご尽力により、従来からの発信に加え、最近の話題も多くあり、学会誌編も楽しく、そして興味深く読んでいます。
 品質管理は、私自身が大学院生であった30年ほど前と比べると、はるかに多くの分野に適用・深化され、普及促進されています。これも産学を含め、先人の研究活動や、現会員の皆様の継続的な普及、研究の賜ではないかと思います。直近の「品質」(Vol.53,No.2,2023)での部会研究活動報告、研究会活動報告など、その研究の広がりは大きいと思われます。これは品質管理のコアであるQualityがあらゆる研究分野、業種においても存在し、そのQualityが大変重要なことであることの証である思います。
 また学会関連で、これからJAQ(Japan Association Quality)設立による相乗効果により、設立に関与した各種団体による普及や、学会員の皆様、特に学の研究推進や産の組織における適用や研究が進むと思われます。
 今後も益々、学会の役割は大きくなると思われます。そのためにも、学会員の皆様のそれぞれの立ち位置、立場で学会活動をすることが、今まで以上に多くの分野への普及や、従来の分野での深化につながるものと思っています。
 今後も行事を通じてのアンケートなどで,学会員の皆様のニーズや思いを把握し,三現主義に根ざした会員サービスに繋がっていければと思っていますのでご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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