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関西支部活動紹介

≪皆が共に成長し合える「学理/実践」の地域拠点を目指して≫

関西支部長 阿部 賢一郎

 いま日本企業の多くは、過去に類を見ない多種多様な課題に直面しています。価値基準の変化やグローバル競争の激化とともに、IOT・AIの加速的な技術進化といった激変する環境下で、私たちが積み上げてきた成功パターンへの依存は、時として足枷にもなり得る時代となっています。この「歴史的転換期」に、日本企業の強みである「品質」や「人づくり」を最大限に活かし、競争力を維持すためには、改めて変化の本質に向き合う必要があります。

 その根幹を支えるのは産学の密接な連携であり、環境変化に適応するための「学理追求」と、現場での「実践・ブラッシュアップ」の両輪です。
 本学会は「品質による社会貢献」という共通目的のもと、産学が共同体として品質の「確保/展開/創造」を目指す、まさにその象徴的な存在であり、創設期以降、今ほど時代変化を由来にした活動活性化や転換、継続性を問われる環境はないと感じております。
 

 そのような中、私たち関西支部は約五百名の会員を擁しておりますが、その七割以上が産業界の第一線で「品質」と対峙されている実務家の方々です。支部運営にあたっては、この実務者の方々に寄り添い、現場に近い視点で活動を企図することを重視しています。今回は支部を支える皆様の尽力によって運営されている具体的な「活動の場」をご紹介いたします。

(1)QCサロン:本音と経験が交差する「実務対話」の場
 支部の代名詞とも言える「QCサロン」は、講師と参加者が膝を突き合わせる小規模な講演会です。ここでは教科書的な正解ではなく、現場での「失敗談」や「苦労の乗り越え方」といった実務家同士にしか分からない本質的な議論が行われます。代議員の皆様による熱意ある企画が、業種を超えた「本音の交流」を今も脈々と繋いでいます。

(2)研究会活動:産学連携で「仕組み」を磨き上げる場
 専門的なテーマごとに分科会化し、数か月にわたり議論を深める研究会活動は、支部の知の源泉です。統計的手法の深掘りはもとより、近年のIT活用や人材育成といった課題に対し、産・学の知恵を融合させた「実践的な解決策」を模索しています。幹事の皆様には運営という重責を 担っていただいており、その成果は会員の皆様の英知を養う大きな力となっています。

(3)講演会・シンポジウム:時代の変化を捉え「実利・課題」に置き変える場
 最新の社会課題を品質管理の視点から捉え直す「講演会」。学生や企業人による多様な研究成果を交流させる「研究発表会」。そして、実践事例と学理を融合させ、気づきに繋げる「シンポジウム」。企画運営にあたる幹事・役員の皆様は、実務家が「明日から使えるヒント」を得られるよう、テーマ設定から講師選定まで日々知恵を絞っています。

(4)事業所見学会:他を知り己を知ることができる「気づき」の場
 関西企業の現場を訪問し、品質管理や生産性改善、人財育成の創意工夫を体感する場です。他社の「現地・現物」に触れることで、自社の客観視や改善意欲の向上に繋げています。

結びに代えて
 支部の活動を支えているのは、日々多忙な業務を抱えながらも、運営に献身的な努力を続けてくださっている代議員、幹事、役員の皆様です。この場を借りて深く感謝申し上げます。

 先般行った会員様アンケートでは、「実務に活きる他社事例を知りたい」「世代を超えたネットワークが欲しい」「AI/IOT時代の品質対応課題」といったような未だ未だ応えきれていない課題やニーズを多く再認識いたしました。入会促進を含め、時代の要請に合致した取り組みを加速させていく所存です。

 「関西支部に行けば、仕事や学びのヒントがある」と会員の皆様にとっての「品質管理の基地」であり続けられるよう、今後も皆様のニーズに寄り添った運営を続けてまいりますので、支部内外の方々の多くの参加(感想/ご意見)をお待ちしております。是非ともお気軽に参加をいただきたく、宜しくお願いいたします。

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jimukyoku01
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