トピックス 第65回品質月間のご案内

品質月間委員会事務局 福田 直樹

 品質管理活動が企業にとって欠くべからざる取り組みであるのは、品質管理学会員の皆様には、いまさら言うまでもないことであるかと思います。しかし、重要な取り組みであっても長く継続しているといつの間にかマンネリ化したり、停滞したりしてしまうことがあるのもまた事実です。

 加えて、特に近年はcovid-19の影響で、人が集まることに制約がありましたので、改善活動の停滞に苦労された企業の方も多いのではないでしょうか。一度低調になってしまうと、元の活気を取り戻すのはなかなか難しいものです。停滞を打破するには、活動の体制を見直したり、また社員の意識高揚を図ったりといった方策が必要になります。毎年11月に実施される「品質月間」はそのまたとない機会となります。「品質月間」は1960年から実施されており、今年で第65回を迎えます。毎年の品質月間の中では、各社さまざまな取り組みを実施され、品質管理活動の活性化を図っておられます。今年も11月から品質月間が始まります。月間に先立ち、今一度、品質月間とはどのようなものか、を振り返ってみてはいかがでしょうか。
 品質月間委員会では、年ごとに注目される事柄を取り上げて月間テーマとして公表しています。今年は先にあげたような停滞の打破に加えて、品質不祥事のニュースも聞こえてくる中で、「原点回帰」を大きなキーワードとしてテーマを設定いたしました。

●第65回品質月間●
原点回帰!品質と信頼で築く豊かな社会
・ウェブサイト:http://q-month.jp/

<品質月間の取り組み例>
・品質標語や品質川柳への応募による参画意識の醸成
 品質月間胸章(バッチ)の着用
・ポスターやのぼり、標語などの掲示による意識づけ

品質月間ポスター
・月間テキストの購読や特別講演会の聴講による知見の獲得
 月間テキスト一覧

No. タイトル
471 全社で取り組む品質コンプライアンス
472 サービスエクセレンスへのアプローチ:新しいマインドセットの人づくりと価値づくり
473 管理職のための「品質意識」のマネジメント
474 カイゼンにおけるナレッジマネジメントと生成AI活用
475 ものづくり企業のレジリエンス― 生産管理から事業継続マネジメントまで
476 AIリスクアセスメント ガイドブック
477 第10回QCサークル活動(小集団改善活動)の全国実態調査

※月間テキストのラインナップにも品質不正防止やAI、事業継続マネジメントなど
注目キーワードが反映されています。
・各種大会への参加による改善成果の発表と達成感の獲得
 ‐ 標準化と品質管理全国大会2024(10/7)
 ‐ クオリティフォーラム2024(10/16~17)
 - 第54回全日本選抜QCサークル大会(11/15)
・各社独自の取り組み例:
 ‐ 品質関係で獲得した表彰状やメダルなどの展示コーナー設置
 ‐ 自社から応募・入選した標語や川柳の掲示
 ‐ 品質関連講座の開催
 ‐ 品質月間開始にあたっての社長訓話
 ‐ 社内報、社内ポータルサイトへの記事掲載
 ‐ 自社スローガンの掲示

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jimukyoku01
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