棟近 雅彦 氏・本学会元会長 今年度デミング賞本賞を受賞

 本学会の会長(第48-49年度)を務められた棟近雅彦氏が今年度のデミング賞本賞を受賞されました。同賞は,個人に贈られる品質管理分野の世界最高峰の賞です。
 棟近氏は,東京大学で久米均教授の指導を受け、東京大学助手、早稲田大学講師・助教授を歴任され、現在早稲田大学の教授をされています。
 同氏は、多くの若手研究者・実践者を育成するとともに、日本品質管理学会会長、日本適合性認定協会技術委員会委員長、ISO/TC176日本代表、日本規格協会品質管理と標準化セミナー学長等の要職を歴任し、TQMの発展に貢献してこられました。
 同氏は、医療分野でのTQMモデル及び災害対応マネジメントシステムモデルの実践的研究開発と普及プロジェクトを通じた、TQMの理論発展とわが国の医療組織の品質・安全能力向上に貢献されました。また、ISO品質マネジメントシステム規格の改訂・認証制度の啓発、日本品質管理学会会長としての品質不祥事対応・新部会立ち上げ等幅広い活動をリーダーとしてけん引されてきました。さらに、上記活動を通じた大学におけるTQM教育・研究基盤のプレゼンス向上、産学に必要な教材開発を通じて、多方面に及ぶTQM活動・研究の担い手層を育成し、TQMの発展に対して貢献されました。
 棟近雅彦先生、この度は誠におめでとうございました。

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