第153回講演会(東日本) 

日  時2025年10月2日(木)10:00~12:00
(講演時間60分、質疑およびフリーディスカッション40分)
会  場日本科学技術連盟・東高円寺ビル3階A研修室
東京都杉並区高円寺南1-2-1
https://www.juse.or.jp/aboutus/access/pdf/access_map_koenji.pdf

【開催趣旨】

 当学会は今年度54周年となり、学会として各研究テーマの研究成果発表も定期的に行っています。しかし、近年では品質不正など、社会に影響する事態が散見されることや、各組織にはコンプライアンスやダイバシティ等、企業の社会的責任も実践していかねばいけない課題もあり、経営の舵取りも難しいのが実態と思われます。
 そこで、この度、品質管理分野で博士号を取得され、現在は業界No.1企業の経営を実践されている女性経営者の講師をお招きし、品質管理研究で学んだ品質概念を如何に経営で実践し、社会に還元されているかの事例を拝聴したいと思います。
 経営されている主事業が学校給食とBtoB、BtoCともに関係する事業から各種事業(医療、サービス、製造 他)において多くの示唆をいただける機会になるものです。
 今後、各会員や賛助会員企業、大学の各研究室での研究の示唆頂く第一弾の企画講演会です。
 貴重な機会となりますので、皆様お誘い合わせの上、多数のご参加をいただきますよう、ご案内申し上げます。

講演者荻久保 瑞穂 氏
 株式会社東洋食品 専務取締役
テーマ「信頼」される学校給食づくり~業界No.1の東洋食品が取り組む品質管理~

【講演内容】 
 学校給食業界のリーディングカンパニーである株式会社東洋食品は、創業以来58年間、食中毒ゼロを継続し、質の高い学校給食を提供しつづけてきました。長い期間で培ってきた、調理標準化と工程管理のノウハウや、HACCPに基づく衛生管理体制、調理科学を基盤としたおいしさを引き出す大量調理の工夫、きめ細やかなサポート体制によるCS向上など、「品質」や「安全・安心」に対する取り組みをご紹介します。
 また、質の高い給食の提供には、人材の育成は欠かせません。個人のキャリアアップ支援と、仕事と家庭の両立支援など、従業員が安心して働き続けられる環境を整備してきました。人材面から支える体制についても、併せてご紹介します。

【講演者プロフィール】
 東京工業大学 圓川隆夫先生(第36-37年度JSQC会長)ゼミにて、論文「顧客満足度の文化的要因に関する国際比較研究」により2008年3月に博士号を取得。
 大学院修了後、ブルームバーグ・エル・ピーで3年間、クライアントサービスの仕事に従事、その後、投資運用会社のウエリントン・マネージメント・ジャパン・ピーティーイー・リミテッドで、債券の運用を5年間担当。2016年、祖父が創業した株式会社東洋食品に入社し、2019年に現職の専務取締役に就任。

プログラム(予定)

司会:事業・広報委員会委員

時 間 内   容 (敬称略)
10:00~10:05 開会挨拶 事業・広報委員会委員
10:05~11:05 講 演 ㈱東洋食品 専務取締役 荻久保瑞穂
11:05~11:15 休 憩
11:15~11:55 総合質疑
会場とのフリーディスカッション
11:55~12:00 閉会挨拶 事業・広報委員会委員

【お知らせ】
継続的専門能力開発(CPD)の実績を証明いたします。それぞれの機関の様式に従い、記入済みの書式と本人であることが確認できる書類を前日までにPDFファイルでお送りください。終了後、証明済みのファイルを返送いたします。
手数料 会 員:無料  賛助会員:5名まで会員扱い 非会員:1通につき1,000円
※CPDの証明時間は2時間です。

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jimukyoku01
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