第152回クオリティトーク(東日本)ハイブリッド開催
テーマ:品質保証は『橋渡し役』になれるか
―「マジンガーZ地下格納庫」編の取り組みから学ぶ「ポリネーター」という挑戦―
日 時 :2026年8月27日(木)15:00~16:35
会 場 :A:(一財)日本科学技術連盟 東高円寺ビル 3階A研修室
東京都杉並区高円寺南1-2-1
B:オンライン(Zoomミーティング)
ゲスト:岩坂 照之 氏(前田建設工業株式会社 ICI総合センター長)
柳沢 樹里 氏(株式会社野村総合研究所 経営コンサルティング部
イノベーションエコシステム・デザイン担当)
【聞きどころ】
「品質不正」「設計品質の低下」「サプライヤーとのコミュニケーション断絶」—これらは近年、製造業・サービス業を問わず、品質保証の現場で繰り返し語られる言葉ではないでしょうか。新規事業・既存事業が複雑に絡み合い、デジタル化や内製化の波が加速する中、品質保証部門はかつてないほど多くのステークホルダーとの連携を求められています。にもかかわらず、品質保証のプロフェッショナルとしての専門知識と、組織横断的な橋渡し役としての役割を両立できているケースは、まだ多くないと思います。
「マジンガーZの地下格納庫を本当に建設するとしたら?」―前田建設工業が世に問うたこの問いは、単なる話題づくりにとどまりませんでした。工期6年5か月、工事金額72億円という具体的な数字が示すとおり、架空の建造物に対して多数の企業が協力し、代表的工種のみながら設計図・工期・見積書を厳密に算出する姿勢には、「妥協なき品質仕様が感動を生む」という技術者たちの信念が貫かれています。この取り組みに伴走した岩坂 照之 氏のキャリアを辿ると、技術開発・大学院・経営企画・広報・CSRと職場を横断しながら、「顧客の感動を含む、全体最適の保証とは何か」という問いを持ち続けてきた姿が見えてきます。
ベンチャーキャピタリストの中垣 徹二郎 氏らが提唱する「ポリネーター」とは、新規事業・イノベーションと既存事業の間に立ち、社内外の多様なステークホルダーを媒介しながら変革を推進する人財です。この概念を品質保証分野に重ねてみると、実は品質のプロフェッショナルは「ポリネーター」として十分に力を発揮できるポジションにいることが見えてくるのではないでしょうか。品質保証の知見を持ちながら、サプライヤー・委託先から設計・調達・生産・経営と縦横に橋渡しを行い、問題の解決策を導き、それを事業価値へ結びつける―そのような人財像は、品質管理学会が提唱するTQMを推進する上で中核となる人財そのものではないでしょうか。
本クオリティトークでは、前田建設工業 ICI総合センター長としてオープンイノベーションの最前線に立ち続けてきた岩坂 照之 氏と、NRIにおいて「ポリネーター」の研究・考察を深めてきた柳沢 樹里 氏をゲストにお迎えします。お二人のお話を通じて、「ポリネーター」の概念が品質保証の実務といかに結びつくか、また品質のプロフェッショナルが、事業開発と同様に、品質保証の領域でもイノベーションを起こす存在になれるか、その可能性を考えるきっかけになれば幸いです。
品質保証の枠を超え、自社・業界のイノベーションに主体的に関わりたいとお考えの方に、ぜひご参加いただきたいセッションです。
プログラム(予定)
| 15:00~15:05 | 開会挨拶 |
| 15:05~16:05 | 講 演 |
| 16:05~16:30 | 質疑応答、意見交換 |
| 16:30~16:35 | 閉会挨拶 |
※会場参加の方は、終了後に名刺交換会を行います。
| 参 加 費 (税込) | 会 員2,200円 非会員 4,400円 準会員 1,100円 一般学生 2,200円 ※参加費は、開催日1週間前(8/20)までにお振込みください。 |
| 申込締切 | 2026年8月20日(木) |
| 定 員 | A:会場 20名、B:オンライン 80名 |
【お知らせ】
継続的専門能力開発(CPD)の実績を証明いたします。それぞれの機関の様式に従い、記入済みの書式と本人であることが確認できる書類を前日までに事務局までPDFファイルでお送りください。終了後、証明済みのPDFファイルを返送いたします。
手数料 会 員:無料 賛助会員:5名まで会員扱い 非会員:1通につき1,000円
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