トピックス
日本最大級の品質経営総合大会「クオリティフォーラム2025」
~「これからの品質経営」に因んだ85件のベストプラクティス講演が集結~
(一財)日本科学技術連盟 品質経営創造センター
デミング賞委員会事務局 部長 安隨 正巳
1.クオリティフォーラム(QF)とは
QFは、日本科学技術連盟(日科技連)が主催する日本最大級の品質経営に関する総合大会である。業種、職種を問わず、多様な組織が直面する経営課題を「品質経営」の視点から捉え、各社の実践事例を通じた学ぶ機会として毎年開催し、その歴史は1951年「第1回デミング賞受賞記念 品質管理大会」に遡る。
現在は、完全オンライン形式で開催され、業務や移動の制約を受けず全国どこからでも参加できる。また、期間中に視聴できなかった講演についても、フォーラム終了後2週間の「見逃し配信」も視聴できる。
2.日科技連が考える「これからの品質経営」ー「令和大磯宣言」を踏まえてー
社会や事業環境の不確実性が高まる中、品質経営の役割も大きく変化し、「品質」や「品質保証」の定義も変化している。
「品質」・・・・・・顧客及び社会のニーズを満たす度合い
「品質保証」・・・・・・顧客及び社会のニーズを満たすために組織が行う体系的活動
すなわち、製品の品質保証や不具合防止にとどまらず、顧客価値の創造、社会課題への対応、さらには組織の持続的成長を支える経営の基盤として、品質を捉え直すことが求められているわけである。
こうした問題意識のもと、日科技連は「令和大磯宣言」を発出し、これからの品質経営の在り方を明らかにした。

同宣言では、品質経営を、組織の目的と価値創造を実現するための経営活動として位置づけている。日科技連では、この考え方を基盤に、TQMを中核としながら、DX、AI、データ活用、人材育成、組織文化などを統合的に捉えた品質経営の進化を進めており、QFでもそのベストプラクティスといえる講演を揃えている。
3.QF2025のプログラム概要
QF2025は、2026年2月25、26日の両日完全オンラインにて実施予定である。
【特別講演】
(1)「顧客の信頼を勝ち取るために必要な組織能力の獲得とTQM」
(株)メイドー 長谷川 靖高 社長
※2010年度デミング賞 大賞受賞企業]
(2)「アカデミア発のイノベーションを社会に~iPS細胞技術によるがん免疫治療」
京都大学iPS細胞研究所 金子 新 教授
(3)「TQMを基盤とした変革への取組」
DMG森精機(株) 森 雅彦 社長
※2014年度デミング賞受賞企業]
【企画セッション・特別セッション(抜粋)】
- AIと品質経営
- ISOからTQMへー成長のための次世代品質モデルの提案ー
- 品質不正・不祥事防止に必要なこと
- グローバルで社員の行動・意識をひとつにする「ウェイ・マネジメント」
- 環境変化に対応するQCサークル活動
- 「品質経営度調査」上位格付け企業のベストプラクティスに学ぶ
- DXによる新しい価値創造
- トップが語る我が社の品質経営
- DX時代のフロントローディング ーTQMと品質工学の併せ技による競争力の向上ー
- 製造業競争力を支えるソフトウェア品質
- 新たな価値創造と利益をもたらすサービスエクセレンス ーCSを超える、喜び・感動ー
【主な登壇企業】
楽天グループ、花王、コマツ、リコー、キリンHD、TOPPAN、パナソニック、明電舎、ダイヘン、ダイキン工業、川崎重工業、コニカミノルタ
【一般事例発表 ※一般公募】
工程の品質改善・効率化、マネジメント実践、SQCの活用、QCサークル活動の推進などのテーマでの各社からの実践事例
【主な登壇企業】
デンソー、アイシン、トヨタ紡織、アーレスティ、ヤマハ、ジーシーデンタルプロダクツ、デンソー岩手
4.年に一度の品質経営総合大会
QF2025では、前述の通り、全体で85件に及ぶベストプラクティス講演を通じて、多様な組織による品質経営の実践事例を紹介する。年に一度の日本を代表する品質経営の一大イベントであり、この機会に多くの会社役員、部・課長ならびに学術関係者の参加を期待したい。
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