狩野 紀昭 氏 国際品質アカデミー(IAQ)第一回 品質桂冠賞(Quality Laureate)受賞

技術士 安藤 之裕

 本学会第30-31年度会長で、名誉会員である狩野紀昭氏(東京理科大学名誉教授)が、国際品質アカデミー(International Academy for Quality: IAQ)が創設したQuality Laureat:品質桂冠賞の第一回受賞者として同賞を受賞されました。その授与式が2022年9月28日(水)に、IAQ年次総会の中で、(一財)日本科学技術連盟において執り行われました。当日は、狩野氏のご家族をはじめ、会場に参集されたメンバーに加えて、ライブ参加された国内外からの多くの方々による、盛大なお祝いとなりました。

 本賞は、IAQの創設者の3名である石川馨博士、 Dr. Walter E. Masing、及び Dr. Armand V. (Val) Feigenbaum のご功績を記念し、品質分野の専門家として、その貢献、及び業績が人々の模範となり、世界的に卓越した人物であると認められた方にのみ授与することを意図して創設されました。故 Dr. Armand V. (Val) Feigenbaum(Total Quality Controlの原著者)は、本賞とは、品質分野におけるノーベル賞に相当するものであると述べられています。
 本賞の要件としては、第一に、独自理論を提唱されていること、第二に、品質の意義とその実用的な適用から新しい理論を発展させ、教育、コンサルティング、執筆、講演を通じて幅広く普及されていることとされています。その証として、本賞の受賞者は政府、教育機関、専門家協会、その他の団体から最高レベルの賞を多数受賞し、その卓越した業績・貢献が広く認められていることが求められます。
 狩野氏は、数多くの受賞に加えて、デミング賞本賞、アメリカ品質協会(ASQ)名誉会員、更にヨーロッパの品質管理の分野で 最高の賞であるEOQ George Borel Awardの3つの賞を受けられた世界で唯一の人物であり、まさに、最高レベルの賞を多数受賞という実績にふさわしいと認められました。
 授賞式当日は数多くの狩野氏のご実績の中から、Greg Watson博士、飯塚悦功博士、Janak Mehta氏、安藤之裕から、狩野モデルとして有名な、魅力的品質論、ANQの設立並びにその発展に対するご貢献、課題達成型QCストーリーの開発と普及、並びに多くの企業をデミング賞・デミング賞大賞受賞に導かれたご指導実績などが紹介されました。また、狩野氏からも受章のご挨拶をいただきました。
 それらの事前送付論文(日英)が次のIAQのホームページに掲載されていますので、ご関心のある方は、ご訪問ください。

https://iaq.wildapricot.org/IAQ-Quality-Laureate

 注) 国際品質アカデミー(IAQ)は、1966年に、日米欧の品質組織の代表により、国際的に品質管理を促進するためのグローバル組織として設立されました。メンバーは世界の主要地域から招待され、現在では45以上の国を代表しています。
 なお、現在のPresident は、佐々木真一氏(日科技連 理事長)です。

写真は現IAQ ChairmanであるElizabeth Keim氏(U.S.A)から、同賞を授与された狩野紀昭氏

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