JSQC規格「根本原因分析(RCA)の指針」講習会
-未然防止活動の不十分な点を分析する-
日 時 | 2025年1月29日(水) 13:00~17:00 |
会 場 | オンライン(Zoomミーティング) |
概 要:
新たなJSQC規格(日本品質管理学会規格)としてJSQC-Std 62-001「根本原因分析(RCA)の指針」が2024年9月25日に制定・発行されました。
最近、様々な分野において事故、品質トラブル、品質不正等の報道を聞くことが多くなりました。これらの原因を調べてみると、知識・スキル不足の行動、標準の意図的な不遵守、意図しないエラーなど、“人の不適切な行動”に起因するものが少なくありません。改善を繰り返すことでプロセスと結果の関係に関するノウハウが増え、これによって業務をより効果的・効率的に行えるようになるのですが、反面、膨大なノウハウをすべて考慮することが難しくなり、人の不適切な行動およびそれらに起因する事故、品質トラブル、品質不正等が生じるリスクが高くなります。このため、未然防止活動、すなわち業務の中に潜む人の不適切な行動によるリスクを予め洗い出し、対策する活動を強化することが必要になります。
しかし、未然防止活動が不十分だと、人の不適切な行動やそれらに起因する事故、品質トラブル、品質不正等が発生します。本規格は、このような社会の状況を踏まえて、未然防止活動の不十分な点を明確にし、改善するための手順や技法を、“根本原因分析(RCA:Root Cause Analysis)”に関する推奨事項としてまとめたものです。
学会の一つの役割は新たな方法論の研究・開発ですが、当該分野に関心を持つ方々がその本質について深く学ぶ機会を提供することももう一つの役割です。この講習会では、未然防止活動の不十分な点を明確にし、計画の質を高めて品質、安全、生産性などのパフォーマンスを確保する上で重要となる根本原因分析(RCA)について、JSQC規格「根本原因分析(RCA)の指針」(JSQC-Std 62-001:2024)をテキストに用いて学びます。
《プログラム》
時 間 | 内容 | (敬称略) |
13:00~13:10 | 開会挨拶 | |
標準委員会 | ||
13:10~14:10 | 1.用語の定義、人の不適切な行動、局所要因と組織要因(序文~4.3章) | |
中央大学 中條 武志 | ||
2.RCA、事故・品質トラブル等の事例の収集と選定(5.1章~5.2章) | ||
プロセスマネジメントテクノ 永原 賢造 | ||
14:10~14:20 | 休 憩 | |
14:20~15:40 | 3.人の不適切な行動の分析とタイプの判定、局所要因の分析(5.3章~5.5章) | |
筑波大学 伊藤 誠 | ||
4.組織要因の分析、対策の検討と実施、効果の確認(5.6章~5.8章) | ||
積水化学工業 山本 和芳 | ||
5.RCAの組織的な推進・運営(6章) | ||
元・中部電力 鈴木 哲也 | ||
15:40~15:50 | 休 憩 | |
15:50~16:55 | 全体討論(質疑応答) | |
司 会 中央大学 中條 武志 回答者 講演者および原案作成委員会委員 |
||
16:55~17:00 | 閉会挨拶 |
申込締切 | 2025年1月22日(木) |
参 加 費 | (税込、テキスト代含む) 会 員 4,400円(締切後4,950円) 非会員 7,700円(締切後8,250円) 準 会 員 2,750円,一般学生 3,850円 ※テキストを郵送いたしますので、参加費は開催日1週間前(1/22)までにお振込みください。 |
テキスト |
日本品質管理学会規格「根本原因分析(RCA)の指針」JSQC-Std 62-001:2024 |
そ の 他 | Zoom会議室のURLは入金確認後、前日にご連絡をいたします。 |
【お知らせ】
継続的専門能力開発(CPD)の実績を証明いたします。それぞれの機関の様式に従い、記入済みの書式と本人であることが確認できる書類を前日までに事務局までPDFファイルでお送りください。終了後、証明済みのPDFファイルを返送いたします。
手数料 会 員:無料 賛助会員:5名まで会員扱い 非会員:1通につき1,000円
※ CPDの証明時間は4時間です。
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