私の提言 “QCサークル活動”を使ってみては、いかがでしょうか
グローリー(株)名倉 三加代
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QCサークル活動は、「有効な経営ツール」と考えます。なぜなら、次の9つの働きが同時に担え、その先にある、「エンゲージメント」の向上にもつながるからです。
(1)人材育成➡問題や課題の根本的解決力を身につけると共に、ベテランの技術伝承、ひとり一人の能力を互いに高め合うことで、固有技術の向上もでき、さらには会社組織を担う「リーダー」の養成にもなります。
(2)自主性・自律性の醸成➡「自らが考え、それが反映され、納得して動く」ことで、仕事に面白みや、やりがいを感じられるようになります。自分たちが決めたことは実行性・定着性も良く、仕事の効率アップにつながります。
(3)全社・全部門、全業種に適用➡実務者の部門間交流ができ、一体感と協力意識の醸成、部門の壁を破ることにもつながります。
(4)チームワークの向上➡一人では成し遂げられない困難なことに対しても、互いの知恵と能力を出し合い、支え合うことで、人が育ち、大きな成果が出せます。
(5)人間関係を良くする➡苦楽を共にすることにより、互いを認め、感謝の気持ちを持ち、何でも言い合える仲間がつくれます。
(6)改善プロセスを会社の財産(水平展開・蓄積)➡結果だけでなく、「なぜ、そうなったか」を論理的に残すことで、応用でき、広く水平展開が図れます。個人から職場、そして会社へとノウハウの蓄積ができます。
(7)隠蔽体質の予防➡実務者自らが「現状の悪さ」に気づき、オープンにすることで、大きな問題になる前に対策することができます。それを褒めることにより、悪いことを隠さず、すぐ報告する習慣がつきます。
(8)管理者の仕事(方針、目標の達成・業務改善・人材育成・職場風土の改善)を楽にする➡部下に自ら考え、動いてもらえることにより、目先のことに追われず、管理者本来の仕事(将来、自分の職場をどう良い方向に変えていくかを考えこと)ができるようになります。
(9)改善による業績貢献➡実務者自らが、業務のやり方を見直することにより、根本的な改善ができ、真の成果が出せます。
言うまでもなく、活き活き元気な「人と職場」(働きがいのある職場)や強靭で風通しの良い企業風土は、一朝一夕では実現できません。試しに“QCサークル活動”を使ってみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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