仁科 健 氏・本学会元中部支部長 日経品質管理文献賞を受賞
本学会の理事や中部支部長などを歴任されてきた仁科健氏(愛知工業大学)の著書、JSQC選書36「統計的工程管理-原点回帰から新機軸へ-」が、本年度の日経品質管理文献賞を受賞されました。
本書では工程能力情報と管理用管理図に焦点を当てており、工程能力情報の二面性(技術特性と保証特性)を認識するためのCapabilityとPerformanceの差別化と、Capability に裏打ちされたPerformanceによる工程能力評価、管理用管理図の役割と管理特性の見直しについて、原点回帰から新機軸への展開を述べています。
戦後間もないころから現在までの文献を引用し、随所に具体的な特性や工程の事例を挿入しながら議論を進めていることから、まさに副題である「原点回帰から新機軸へ」にふさわしい内容となっています。
長年ご研究を続けてこられ、現在でも日本品質管理学会中部支部の東海地区若手研究会および産学連携研究会などでご活躍されている仁科健氏の受賞を心よりお祝い申し上げます。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2024年12月17日第145回QCサロン(関西)オンライン開催
- お知らせ2024年12月16日ニューズNo,417を読む
- お知らせ2024年12月16日トピックス AI時代におけるコト価値づくりと品質保証研究会
- お知らせ2024年12月16日私の提言 ―自分史を振り返り、その先へ―