第436回事業所見学会(中部)ルポ
DHLジャパン(株) 中部国際空港ゲートウェイ
令和5年6月27日(火)に、中部国際空港の貨物地区第2国際貨物上屋にて、テーマ:「DHLが考える品質とは(Service、People、 Environmentなど)」で開催し、14名が参加した。
DHL Expressの本部はドイツにあり、Leipzig、 Cincinnati、 香港を中核とするHub&Spoke型の空輸物流によって世界220以上の国と地域を、Door to Doorの形で迅速かつ効率的に結ぶ「DHL」ブランドを礎に、国際エクスプレス・サービス及びロジスティクス・ソリューションを提供している。DHLジャパン(株)は1979年に設立され、従業員は約1900名(2023年6月)で、中部国際空港は3つある国内ゲートウェイの1つとして、物流業界で唯一の、中部を起点とする空輸ネットワークである。
DHLグループは”Excellence. Simply delivered.”を使命に、” Connecting People, Improving lives. “を目指し、社員は”We are the logistics company for the world.”の旗印の下、実現する独自能力として”Respect & Results”を推進している。また”Employer of choice – Motivated and skilled employees deliver exceptional quality.”に代表される、社員を重視する経営品質や人的資本経営に資する、物流サービスの質の確保に特徴がある。見学した中部国際空港ゲートウェイは、地上・空輸の両面から同日搭載・同日配達の範囲拡充と集荷から採寸、X線検査、通関手続、自動仕分、実時間監視等により確実かつ迅速な配送システムを構築している。特に国内で唯一の総合保税地域の認可を受け、施設間の保税や税関の手続等の大幅な簡素化による時間削減を図っている。また、大型重量物の手作業を軽減させるボール型回転金具を床に設置する工夫や通路の壁看板にあった言葉 “There’s nothing basic about the basics.”が印象に残った。
見学会開催にご協力戴いたDHLジャパン中部国際空港ゲートウェイの関係各位に感謝申し上げます。
栗本 英和(名古屋大学)
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