第174回シンポジウム(関西)オンライン開催

テーマ『変革を牽引する品質経営と人材育成』
日時2021年9月27日(月) 13:15~16:50(受付13:10~)
会場Zoom会議室(オンライン開催)

開催趣旨

 顧客価値創造やグローバル化対応、IoTやAIの導入を念頭としたIT化、さらには様々なリスク対応によるBCP作成および実践などが切望され、それが強みとならない限り、企業活動の存続も難しい時代に入りました。そのような時代において、今後、品質経営はどうあるべきかを、我が国の品質経営のリーダーをお招きし、今後のあるべき姿やそれに向けての課題を議論したいと思います。
 我が国企業は、TQMもしくはそれに類似するマネジメントシステムを愚直に実践することで、現在の経済的地位を築いてきました。顧客ニーズの多様化が進展する中で、製品そのものの品質だけでなく、サービタイゼーション、つまり製品をサービスとして提供する場合の質も重要になってきています。それらを推し進める一つの考え方としてデジタルトランスフォーメーションなどがありますが、それを推し進めるためには、我が国企業経営の課題となってきた部署の利益を優先しがちなミドル中心の経営スタイルの打破も要請されるとされています。それらへの課題も含めて、これからの品質経営のあるべき姿をシンポジウムでは提言します。
 皆様お誘い合わせの上、多数のご参加をいただきますようお願い申し上げます。

プログラム

時  間 内  容
13:15~13:20 開会挨拶 
13:20~14:20 【講演(1)】『トヨタのTQM推進と成長』

古谷 健夫 氏
((株)クオリティ・クリエイション 代表取締役(元トヨタ自動車(株)TQM 推進部長))

【聞きどころ】
 トヨタと聞いて、多くの皆さんは「カイゼン」に代表される「トヨタ生産方式(TPS:Toyota Production System)」を思い浮かべると思います。ムダを徹底的に排除して、高い生産効率を追究し、世界中に高品質なクルマを適正な価格と納期で提供しているトヨタは、今日のコロナ禍によって一時的には大きな影響がでましたが、素早く元の生産量を確保し、その強さを改めて世に中に示しています。トヨタが60年にわたり取り組んできたTQMの観点から、強さの源泉に迫ってみます。
 一方で、自動車業界は今、100年に一度といわれるほどの大きな転換点を迎えています。トヨタがこれからどうなっていくのか、その未来についても展望します。
14:20~14:35 休  憩
14:35~15:35 【講演(2)】『 顧客価値創造への取組み 』

江間 富世 氏
(パナソニック(株)品質・環境本部 安全品質部 品質企画課 課長)

【聞きどころ】
 パナソニックは創業以来、事業を通じて世界中のお客様の「くらし」の向上と社会の発展に貢献することを基本理念として、家電を中心に事業成長を果たしてきました。しかしながら、近年、お客様の生活や価値感は多様化し、お客様視点に立った価値創造が必要になってきました。ここでは、これまでの100年を作ってきた創業者の事業感と今取り組んでいるお客様価値創造への挑戦について、お話させていただければと思います。 
15:35~15:50 休  憩
15:50~16:55 パネルディスカッション『変革を牽引する品質経営と人材育成』
 古谷 健夫 氏 (講演者)
 江間 富世 氏 (講演者)
 太田 雅晴 氏 (大阪学院大学 経営学部 教授)
16:55~17:00 閉会挨拶
参 加 費
(税込)
会 員 4,000円 準会員 2,000円
非会員 6,000円 一般学生 3,000円
※前日までにお振込くださいますようお願いいたします。
そ の 他お申込み後,開催3~4週間前からZoomのミーティングURL、パスコード等をメールでお送りいたします.

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