第152回講演会(関西)ハイブリッド開催

テーマ 『人材育成と品質不正の防止』
日  時 2024年6月25日(火) 13:30~16:45(受付13:00~)
会  場 1.会場参加:(一財)日本科学技術連盟 大阪事務所内 研修室(定員:30名)
 〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島2丁目4−27 JRE堂島タワー11階
2.Zoom会議室(オンライン)(※接続URLは申込後の自動返信メールをご確認ください)

【開催主旨】

 近年、多くの業界や製品分野で品質不正の問題が顕在化しており、この問題を喫緊の課題と考え、昨年度の講演会では「品質不正の防止とTQMの活用」をテーマに開催しました。
 本年度は「TQMの活用」をさらに深掘りし、品質不正の背景には品質人材育成の不十分さが大きく関わっていると考え、この観点から品質不正の根本的な原因と対策について議論を深めていきます。
 本講演会では,品質不正の予防における人材育成の重要性をテーマに、大阪電気通信大学名誉教授の猪原正守氏に、企業の具体的な対応策について、株式会社神戸製鋼所フェローの輿石房樹氏にご講演いただきます。
 本講演会は、現場での品質管理と人材育成に携わる方々にとって、有益な情報が得られる場となることに加え、幅広い業界の方々にとっても、組織における品質人材の育成こそが正しい日常行動へと導くことについて理解を深める絶好の機会となります。より多くの方にご聴講いただけるよう、会場とオンラインを併用したハイブリッド開催といたしますので、皆様お誘い合わせのうえ、多数のご参加をいただきますよう、ご案内申し上げます。

《プログラム》(予定)

時間 内容
13:30~13:40 開会挨拶 
13:40~15:00 講演(1):『事実に基づいて考え,判断できる技術人材の育成』
      質疑応答
      猪 原 正 守 氏(大阪電気通信大学 名誉教授)

【講演要旨】
 品質管理において「事実=データ」であると捉えられることもあるが、データとは過去に起こった事柄を数値やことばとして表したものであって、大切なのは現場で今起こっていることである。そこで考えさせられるのは大野耐一著の「トヨタ生産方式」における「三現主義」であり、稲盛和夫著の「生き方」「考え方」で語る「人間性弱説に基づくマネジメント」である。
 本講演では,これら先達の考え方を振り返りながら、現場で今起こっていること(事実)に基づいて考え、判断できる技術人材の育成に期待したいことについてお話ししたいと思います。
15:00~15:15 休  憩
15:15~16:35 講演(2):『KOBELCOグループの品質への取り組み~KOBELCO TQM活動~』
      質疑応答
      輿 石 房 樹 氏(株式会社 神戸製鋼所 フェロー)

【講演要旨】
  KOBELCOグループにおける「品質」への取り組みとして、再発防止策の概要と再発防止から繋がるKOBELCOのTQM活動についてご紹介します。
 多様な事業があり、それぞれのTQM活動状況は異なってはいますが、グループ企業理念の下、風化防止に加え、お客様や社会に対して「信頼され喜ばれる品質」が提供できる「強くて、よい会社」を目指しています。
 現場に寄り添うキャラバン隊活動、品質ガイドラインを基にしたSDCA体制、ミドル層のマネジメント力強化を図る実践重視の研修、ROIC向上のためのKPIマネジメントなど、KOBELCO流を追求しています。
16:35~16:45 閉会挨拶
参 加 費
(税込)
会 員 4,400円 準会員 2,200円
非会員 6,600円 一般学生 3,300円

※お支払い方法は「お振込」のみとなります。
※原則、開催日1週間前までにお振込くださいますようお願いいたします。

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