第12回科学技術教育フォーラム
テ ー マ | 一人ひとりの輝きを引き出す“探究”を目指して -質の高い探究する力を育てる科学的問題解決法- |
日 時 | 2025年10月5日(日)13:00~18:00 |
会 場 | 統計数理研究所大会議室・Zoom ハイブリッド開催 |
AI、データサイエンス(DS)に象徴されるデジタル化の進展は、産業構造の大変革を世界規模で引き起こしつつあります。この激動の時代において、将来を担う人材の育成は、産官学が連携して取り組むべき喫緊の課題です。現在、初等中等教育においては、「探究」や「探究的な学び」が重視されておりますが、“活動的な学び” にとどめず、目的を明確にし、問いを立て、適切なデータに基づいて問題の原因を特定し、解決に向け行動する『科学的な問題解決のプロセス』を導入することが大切です。また、AI・DSにおいて本質的に重要なのは、情報技術の活用そのものではなく、問題解決の目的の明確化、条件設定、評価基準の策定、ストーリーの構築といった「科学的問題解決力」です。この力は、単なるスキルを超えて、「自己肯定感」「生きる悦び」そして「生きる力」の涵養にもつながる、すべての人が身につけるべき人間的・倫理的基盤でもあります。産業界には、現場における主体的・協働的な改善活動を通じて、データに基づく問題解決力を実践的に育んできた豊かな蓄積があり、この実践知を教育の現場と共有し、校種(小・中・高)、教科間、学年間を超えて通用する“共通の理念”と“方法論”を明示するとともに、各参加者が「自校・自組織ではどう活かせるか」を具体的に考えられる機会とすることが、本フォーラムの最大の目的です。
産官学が一体となって新たな教育のかたちを共創し、デジタル時代にふさわしい教育改革を、未来の学習指導要領の方向性について議論を深めてまいります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
参 加 費 | 無料 |
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