信頼性・安全性計画研究会(第4期 主査:岡部 康平)

急速な技術の進展と社会・市場構造の変化により激変する社会・経済環境の下で、“ものづくり”における信頼性・安全性(R&S)を確保するために、下記の項目に関し、分野ごとのベストプラクティスの収集と解析、ケーススタディ、委員の研究成果の報告、委員間の情報共有と討議を行う。

さらに、製品の作り込みから市場でのモニタリングならびにリスクコミュニケーションまでを統合的に行うQRIS(Quality and Reliability Information System)というフレームワークを提案するとともに、そこで必要なデータ同化技術などの開発にも取り組む。

なお、QRISの研究は、科研費基盤研究(A)「次世代品質・信頼性情報システムの研究と開発(代表:鈴木 和幸)」として採択されているので、当該研究グループとの連携をとりながら、本研究会の活動を推進する。

図 QRISフレームワーク

具体的な研究項目

1.信頼性・安全性作りこみ技術

1)新規トラブル未然防止法の高度化

2)次世代品質・信頼性情報システムのフレームワーク構築と基礎的評価

3)グローバル化における信頼性・安全性の確保と未然防止

2.安全・安心を達成するための社会インフラ構築

1)品質と安全を重視する組織文化の確立

2)ユーザ・メーカ・社会行政の三者の協業による信頼性・安全性確保のための方法論

3)信頼性・安全性作りこみの視点からの管理職教育と品質管理教育の高度化