製造業のためのビッグデータの解析あり方研究会(主査:小野田 崇)
本研究会は,2017年10月に活動を開始した公募研究会です.活動期間は1年間で,2ヶ月に1回の頻度で開催しています.全部で7回開催予定です.
近年,製造業の品質管理分野でもビッグデータを利活用できる環境が整いつつありますが,実際の利活用はまだ多くの企業で試行錯誤の段階にあります.また,ビッグデータの分析で使用される統計的機械学習手法の活用・普及も,品質管理分野ではまだ始まったばかりであり,この点についても試行錯誤の段階であるとお聞きします.
このような状況の下,本研究会では,ビッグデータや統計的機械学習手法について,実務上の課題や事例・実データに基づいて実務者と方法論の専門家とで討議を行い,現場の技術者がそれらを問題解決・課題達成で有効に利活用するための指針を示すことを目指します.その際,従来のSQCのアプローチに加え,人工知能分野で蓄積された知見やアプローチも取り入れていきたいと考えています.