一般社団法人日本品質管理学会
第43年度 |
自 2013年(平成25年)10月 1日
至 2014年(平成26年) 9月30日
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事業計画 |
本学会を取り巻く環境は一段と厳しい状態にあります。産業界では、国内市場が縮小する中、企業は、新しい顧客を求めて東南アジアをはじめ世界各国へ進出しています。このため、グローバル化のもとでの新たな経営スタイルが求められています。また、社会の基盤をなす医療、エネルギー、運輸、教育などの領域では、安全・安心を確保しつつ、社会ニーズに的確に応えていくことが求められています。
このような中、本学会は、品質管理のための新たな方法論の開発と専門家の育成を通して社会に貢献するため、産学連携をはじめとする様々な連携をより強固なものにし、第3期中期計画(第41〜43年度)を着実に実現していきます。
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具体的な施策は、「Qの確保」、「Qの展開」、「Qの創造」および「共通領域の推進」の4本柱で推進します。 |
(1) |
Qの確保 |
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・ |
設計開発における品質確保手法の確立に関する共同研究の実施とその成果の公表 |
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・ |
グローバル化にともなう品質管理教育の悩みと解決策 |
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・ |
災害や社会情勢の急激な変化にも負けないレジリエントな組織の構築 |
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・ |
QMSの有効活用と審査に関する研究、研究成果の公表と規格化 |
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・ |
統計学の品質管理への応用に関する研究の推進 |
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・ |
先進的生産システムにおける統計的工程管理手法の適用可能性と有効性 |
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・ |
ソフトウェアの品質管理に関する実践的でかつ効果的な知識の体系化と成果の公表 |
(2) |
Qの展開 |
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・ |
医療のTQM七つ道具の普及、TQMの普及を促進する医療制度・政策、医療の高度化に伴う電子カルテや医療アラーム不具合の調査・低減 |
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・ |
医療QMSとPCAPSの研究と医療業界への普及・啓発 |
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・ |
エネルギー分野、運輸分野など、安全・安心にかかわる社会技術に関する研究の推進 |
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・ |
初等教育における問題解決教育のための教育用教材の開発と研修コースの検討 |
(3) |
Qの創造 |
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・ |
サービス産業向けの顧客価値創造の方法論の定式化と検証 |
(4) |
共通領域の推進 |
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・ |
職域会員制度などを活用した、産業界に対する学会参画の働きかけと会員数の増加、ならびに支出見直しによる財政基盤の強化 |
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・ |
JSQC認定品質技術者制度やQC検定、人材育成マップ等を活用した会員の自己研鑽の促進と支援 |
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・ |
産学共同研究の推進、研究発表会における「産」の実践事例発表件数の増加 |
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・ |
研究開発マップによる研究会・部会間の連携の強化と研究が必要な分野の発掘 |
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・ |
研究会・部会による研究成果をもとにした定期的なシンポジウムの開催 |
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・ |
論文誌・学会誌における研究成果報告数の増大、少壮会員への研究助成 |
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・ |
投稿論文の迅速・正確な審査、電子ジャーナル化への対応、会員のニーズにあった特集の企画、専門分野に関する連載記事の掲載 |
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・ |
品質管理関係者の学習・交流の場の提供、見学会・講演会・シンポジウム等を通した支部活動の活性化 |
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・ |
QC相談室における的確で早いレスポンスと相談しやすい・役立つ仕組みの確立 |
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・ |
JSQC選書の発行と活用の促進、品質誌特集・連載のJSQC選書化 |
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・ |
JSQC規格の発行と普及、ISO/JIS等への提案と審議への協力 |
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・ |
HPの活用や学会関連出版物の広報、外部の品質管理出版物や研修会などの紹介による、会員と研究会・部会との間、会員と外部組織との間のコミュニケーションの活性化と情報発信力の強化 |
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・ |
FMES(経営工学関連学会)、ANQ、関連学協会との連携強化 |
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第43年度は第3期中期計画の最終年度にあたります。中期計画で定めた目標とその達成のための活動が計画通りに実行できるように、関連委員会と連携しながら推進していきます。主な推進事項は下記の通りです。
(1) |
産学連携を強化して共同研究を活性化する。また、Qの確保、Qの展開、Qの創造に向けて学会として中長期に研究すべき領域を特定し、具体的な推進策を展開する。 |
(2) |
職域会員等を活用して会員の増強に努める。また、QC検定や品質技術者認定制度、品質管理人材育成モデルの作成を通して、会員の品質管理能力の向上を奨励・支援する。 |
(3) |
学会活動マップをもとに、各委員会の活動を目的達成に向けて相互に密接に連携したものにする。また、外部の品質管理関係の諸活動との連携を強化する。 |
第43年度本部行事の構成は、基本的には従来と同様、以下の通り予定しています。中部支部、関西支部の行事に関しては各支部の事業計画をご参照ください。
(1) |
年次大会、研究発表会[各1回] |
(2) |
シンポジウム[2〜3回] |
(3) |
講演会[1〜2回] |
(4) |
事業所見学会[3回] |
(5) |
クオリティトーク[5〜6回] |
(6) |
ヤングサマーセミナー[1回] |
平成24年末の政権交代後、日本経済も東日本大震災後の閉塞感から抜け出しつつありますが、日本や世界が直面する様々な課題に対して、日本的品質管理が貢献できる、そして貢献すべき分野をテーマにした事業を企画します。産業界が直面する重要な課題を取り上げたタイムリーなシンポジウム、講演会を開催します。また、学会の社会的責任に応えるべく最大限の努力をしていきます。
1) |
部会/研究会活動との連携:部会や研究会活動の活発化に伴い、その成果を発表する場をシンポジウム、講演会等で積極的に提供します。 |
2) |
品質誌との連携:特集記事との内容面・講演者等での連携をはかり、魅力的なシンポジウムや講演会を開催します。 |
3) |
研究発表会での産学連携の強化:産学連携を強化すべく、これまでの研究発表会でのポスターセッションだけでなく、産業界からの実践報告の発表件数を増やすべく、新たな方策を考慮します。 |
4) |
ヤングサマーセミナーの開催:次世代へのTQMの継承と発展のため、若いメンバー相互の研究・交流の支援を進めていきます。 |
5) |
コミュニケーションの場の充実:本来学会とは、同じ研究分野に携わる人たちのコミュニティです。会員同士の相互交流がきわめて重要です。クオリティトークや事業所見学会のような気軽に参加できる事業などを通じて、会員間の相互交流を深めます。 |
(1) |
基本方針
昨今の経済環境において、高すぎた円が修正され、円安、株高、TPP交渉の進展など、日本経済が活性化されるフェアな土俵づくりが出来つつあります。これは真の価値を創造し、原価を下げる新しいグローバル競争が始まることを意味しています。その中で我々は生き残りを掛け、各国、各地域のニーズや商習慣が違う中で真にお客様の求める価値を提供しなければなりません。そこで、我々は『グローバル競争を見据えた産学連携による「Qの確保」の発信』を支部テーマとし、お客様が求める、ものづくりに役立つ品質管理技術を産業界と学界が連携を取りながら発信し、広く社会に貢献します。
【中部支部のスローガン】 グローバル競争を見据えた産学連携による「Qの確保」の発信
・ |
産業界からの問題提起と、学界での解決策の掘り下げや理論付けを行う研究会活動を基盤とし、そこでの研究成果を研究発表会等の企画を通して、ものづくりの現場に継続的に公開し、現場での品質管理技術の向上に寄与します。 |
・ |
お客様が求めるものづくり及びそれ以外の分野にも品質管理の考え方を浸透させるために、産業界と学界で共同して実施する行事を会員だけでなく会員外に対しても、品質管理の展開と啓蒙と位置づけて、有益で魅力ある企画を行ないます。 |
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(2) |
行事計画の具体的な進め方
1) |
研究会 |
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ものづくりや医療などのサービスに役立つ産学連携をベースにした研究会活動を支部活動の中心と位置付けて、次世代を見据えた若手研究者の活性化と内容の充実を図ります。
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活動成果の書籍化、発表に繋がる研究テーマへの取組みなど、成果が見える活動を計画します。 |
参考)現状の研究会
・東海地区の若手研究会(名古屋工業大学:仁科健氏)[6回]
・北陸地区の若手研究会(金沢工業大学:石井和克氏)[2回]
・産学連携現地現物研究会(早稲田大学:永田靖氏)[4回]
・中部医療の質管理研究会(中部学院大学:国澤英雄氏)[6回] |
2) |
研究発表会[1回] |
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会員の多岐にわたるニーズに応えた幅広い研究・開発テーマで、かつグローバルなものづくりの現場に展開できる事例を発表します。
* |
学界の新しい研究成果と非会員も含めた産業界からの具体的実践事例を発表します。 |
* |
若手研究会(東海地区、北陸地区)、産学連携現地現物研究会、中部医療の質管理研究会から、実践に使える活動成果を発表します。 |
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3) |
シンポジウム[1回] |
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お客様が求める本当の品質、ものづくりとは何かを求める上で、必要な情報や事例、および取組みに当っての具体的な進め方を提示できる講演とパネル討論を企画・運営を行います。 |
4) |
講演会[1回] |
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グローバルなものづくりの現場でお客様の求める品質を確保する上で、新しい気付きを得、発想の転換に繋がり、広い分野の会員の要望に応える魅力的な企画・運営を行います。 |
5) |
事業所見学会[2回] |
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見学参加者の品質管理の自社展開に参考となる、質の高い品質管理活動している事業所を選定します。 |
6) |
幹事研修会[2回以上] |
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幹事間の意思疎通を図り、行事の企画力・運営力のアップにつながる研鑚・議論できる研修を企画します。 |
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(1)運営方針
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日本企業は、世界経済の中で勝ち残っていくために、さまざまな構造改革や将来の成長戦略構築に頭を悩ませています。また、低炭素社会の実現に向けて、太陽光発電や電気自動車など、革新的な技術開発が求められる時代となってきました。今後、日本企業がさらに成長し、グローバル競争に勝ち残っていくためには、日本企業元来の強みである「技術開発力」「品質力」ならびに、それらの元となる「人づくり」がますます重要となってきます。このような状況の中、これまで日本の文化や産業を支えてきた“ものづくり”“ことづくり”の基盤を引き続き維持・発展させていくことが必要であり、このとき、品質管理の果たすべき役割はますます大きくなっています。
関西支部では、品質力、組織・マネジメント力、現場力、顧客対応力の向上策について具体的に提言することにより品質管理のレベル向上に貢献することを目的に、事業活動のさらなる活性化を図り、より多くの会員が満足できる活動を展開していきます。 |
(2)事業内容
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1) |
研究会 |
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① |
統計的品質情報技術開発研究会
「新たなSQCの開発・実践を行うこと」「誤用を防ぐために既存SQCの再検討を行うこと」を通してSQC活動を活性化させます。 |
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② |
科学的先手管理アプローチ研究部会
マネジメントの課題を階層別に取り上げ、日本品質管理学会が培ってきた数々のQC(信頼性、IE、OR等を含む)技術をベースにし、科学的な先手管理、源流管理へのアプローチを体系化します。 |
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③ |
品質管理教育教材開発研究会
受講生が、ものづくりやそれを支える品質管理に対して興味が持てるように、学校・企業の教育分野で使える品質管理教育の教材を開発し、教育の仕方やマニュアルも併せて提案します。 |
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2) |
研究発表会[1回] |
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企業のニーズと学におけるシーズをマッチさせ、産学で相互に研鑽できる発表会を企画します。 |
3) |
シンポジウム[1回] |
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今、最も要求されているテーマを選定し、活発な議論のできるシンポジウムを企画します。 |
4) |
講演会[1回] |
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“ものづくり”“ことづくり”の発展に寄与できる魅力ある講演会を企画します。 |
5) |
事業所見学会[2回] |
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特色のある事業所の見学を企画します。 |
6) |
QCサロン[5回] |
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会員サービスの充実を図るため、講話とざっくばらんな質疑応答ができるサロンを企画します。 |
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(3)その他
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1) |
関西支部企画運営委員会の実施
支部運営に関する各種の検討を行い、支部事業の活性化を図ります。中国・四国・九州地区の会員に対しても支部事業の案内を行い、支部事業への積極的な参加を働きかけます。 |
2) |
データ管理の質的向上と定点観測
支部活動に関する各種データ収集・管理を継続的に行い、支部活動の現状把握や活性化に役立てます。 |
(1) |
従来からの方針を引き継ぎ、論文審査において、査読意見を参考にしつつも論文誌編集委員会の主体的な判断に基づき採択の可否を決定していきます。また、「著者責任」を基本とし、新規性・価値のある主張を含む論文については原則として掲載する方針についても、変更ありません。年間の掲載数15本をめざします。 |
(2) |
規定された方法に従って、投稿論文審査の質の向上と迅速化を図っていきます。 |
(3) |
国際委員会と協力して、ANQ 2014への論文発表促進、特に若手研究者への支援を積極的に行います。 |
(4) |
論文補助情報のWebによる公開について、既に策定された基本方針に基づき開始します。 |
(5) |
国際委員会と連携して、ANQ special issueの発行に向けた検討を開始いたします。 |
(6) |
論文審査プロセスの効率化を目指し、今年度は、電子投稿・審査システム導入に関する検討を始めていきます。 |
第43年度も,第42年度に引き続き特集企画・連載企画を通じて,品質管理に関する企業活動や最新の研究内容を提供していきます.前年度の委員会にて,以下の特集企画を予定しています.
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・Vol.43,No.4(2013年10月発行予定):『突発的事象に対する未然防止対策』
・Vol.44,No.1(2014年1月発行予定):『品質管理事始め(ルーツを探る)第3報』
・Vol.44,No.2(2014年4月発行予定):『新時代のQFD』(仮称)
また,以下の新旧連載企画を予定しています.
・連載:変化の時代を生き残るための中堅企業の“得意技”を探る
・連載:ビジョンを起点とした組織能力向上の全社的取組み
このほか,部会,研究会,他の委員会との協調に努め,学会の研究活動紹介を充実させるともに,最新の品質管理手法の特集を企画しようと考えています.
また,特集企画・連載企画の継続により,学会員の研究活動や産学連携の取組みが活発化することを目指していきます. |
学会員・非会員の双方に対しJSQC の存在感や認知度を高め、品質管理に関して産業界に役立つような意見表明や解説、各種活動の内容や記録などを広く発信していきます。
(1) |
Webサイトのアクセス数の増大をはかるために、「全体マップ」や「活動の相互関係」など、学会の活動の全体像を示した資料を作成するよう努め、品質管理一般および学会の最新動向を迅速に掲載するよう努めます。 |
(2) |
学会活動を学会員・非会員により深く認知し理解して頂くため、各種活動の内容を写真やビデオによる撮影・録音を強化し、また対象者(会員と非会員)や情報の寿命によってどのような情報の共有をどのような媒体を使用して行うかの基準を定め、これに従って、Webサイト、ML、学会誌、JSQCニューズなどを使い分けて配信するスキームを検討していきます。 |
近年の会員数の激減に歯止めをかけ、会員増に繋がるような活動を実施していきます。
(1) |
賛助会員会社に対するメリットを強調し、賛助会員退会を食い止める策を講じるとともに、新入会を促進します。 |
(2) |
職域会員や品質技術者により、安定的かつ意欲的な新規会員増強へと導きます。品質技術者には認定証を発行するとともに、希望によりWebサイト上に氏名、所属を公開します。 |
(3) |
若手会員数が増加するような対策を検討します。 |
(4) |
フェロー会員制度などは、継続的に検討を重ね、可能なところから実施に移します。 |
(5) |
会員資格審査については、理事会のご協力をいただく中で粛々と実施していきます。 |
学会活動の進展に合わせて、各委員会等と協力して効果的、効率的に各活動が進められるよう、適切に規程、内規等の作成、改訂に取り組みます。
現在6つの計画研究会が活発に活動しています。今年度も継続して、研究を推進できるように支援していきます。さらに、産学連携を視野に入れた活動も考えていきたいと思います。そして、研究会の成果を積極的に公開するしくみの構築にも引き続き取り組んでいきたいと思います。
(1) |
テクノメトリックス研究会 |
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テクノメトリックス研究会では、第42年度に引き続き、「統計的手法を中核とした品質管理手法の開発・普及」を目指します。具体的には、メンバーが興味あるテーマを持ち寄り、それについて議論を行い、品質管理の手法として確立できるようにします。タグチメソッドと因果推論を中心に、多変量解析法、実験計画法、統計的手法の理論的側面、解析事例、解析手順などさまざまな視点から研究をします。また、昨年度同様、おおむね3ヶ月に1度の開催を考えています。そして、研究成果については、JSQC研究発表会、年次大会や品質誌の投稿論文などで積極的に発表します。さらに、若手メンバーと、積極的に議論を続けます。 |
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(2) |
医療経営の総合的「質」研究会 |
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従来までの研究活動を継続して、第43年度もわが国の医療の質向上への貢献を図ることを目的とし、医療関係者と品質管理関係者の相互交流を通じて、医療における品質管理や総合的「質」経営に関する検討を進める予定です。 |
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1) |
「医療のTQM七つ道具」の広報・周知 |
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① |
七つの道具(手法)の選定の良し悪しを含めさらに検討が必要ですが、今後は、関係各病院での実施検証を含めて、より精緻化する必要があります。 |
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② |
全国の病院での医療のTQM七つ道具の具体的な活用方法・対策具体例を収集します。 |
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③ |
それらをまとめて、医療のTQM七つ道具事例集を公表します。 |
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2) |
医療機関におけるTQM普及を促進する医療制度・政策のあり方を提案 |
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① |
「医療事故調査の指針」の発刊に続いて、本指針の普及啓蒙活動 |
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② |
医療法改正に備えた各種医療政策・制度のあり方の検討・提言 |
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③ |
医療の質の向上に資する無過失補償制度のあり方の検討・提言 |
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3) |
国内外の医薬品・医療機器メーカー等におけるTQM実施状況とそれに関連する制度・政策に関して調査し、その結果を学会発表・論文投稿していく。 |
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① |
電子カルテに付随した不具合事例の検討
−米国Health IT Hazard Manager(AHRQ)の研究− |
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② |
医用機器に関するJIS T 60601-1-8副通則の普及啓蒙 |
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③ |
医療アラームに付随した不具合事例の検討と医療機器使用者のための警報装置(アラーム)ガイドラインの改訂 |
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④ |
その他 |
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(3) |
信頼性・安全性計画研究会 |
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第一期(第36〜38年度)と第二期(第39〜41年度)の成果に基づいて、下記の項目に関し、分野ごとのベストプラクティスの収集と解析、ケーススタディ、委員の研究成果の報告、委員間の情報共有と討議を継続し、情報の有効活用と的確な意思決定の実現を目指して未然防止による信頼性・安全性確保の体系化を図ります。 |
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1) |
信頼性・安全性作りこみ技術 |
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① |
新規トラブル未然防止法の高度化 |
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② |
次世代品質・信頼性情報システムの具体化と深化 |
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③ |
ハザードに着目した根本原因分析(RCA)の高度化 |
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2) |
安全・安心を達成するための社会インフラ構築 |
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① |
レジリエントな体制作り |
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② |
品質と安全を重視する組織文化の確立 |
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③ |
ユーザ・メーカ・社会行政の三者の協業による信頼性・安全性確保のための方法論 |
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④ |
信頼性・安全性作りこみの視点からの管理職教育と品質管理教育の高度化 |
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3) |
研究成果のとりまとめと情報発信 |
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① |
研究会での成果のまとめ |
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② |
学術講演会、シンポジウム等での積極的な情報発信 |
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(4) |
サービス産業における顧客価値創造研究会 |
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第43年度の主な活動は以下の通りです。 |
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1) |
サービス産業(家電メーカーにおけるトータルサービス)B社との共同研究:第43年度前半は家電メーカーにおける基本サービスと独自サービスの検証を行います。 購入前、購入時、購入後までのトータルサービスについて、仮説検証を行います。後半は仮説案の方向性を定めた上、仮説案の最適化を行います。サービス産業におけるシステマティックな方法論定式化に向けて研究を続けます。 |
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2) |
サービス産業向きのシステマティックな方法論の定式化:以上の種々の研究成果と研究会内部での議論を踏まえ、具体的で活用できる方法論を提案する準備をします。 |
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(5) |
先進的生産方式に対する工程管理研究会 |
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先進的生産方式に対する工程管理研究会では、理論的に提案されている統計的工程管理の手法について、実用化研究を行います。学術的には様々な管理図が提案されており、それらは先進的生産システムの統計的工程管理に役立つ可能性を秘めています。学術的に提案されてきた統計的工程管理の手法に対してフィージビリティを研究し、実用に際して役立つよう事例を整備することが目標です。具体的には、回帰残差に基づく管理図の適用場面の更なる整備、ISO/TS16949 SPCリファレンスマニュアルで紹介されているアドバンスな管理図の適用事例の整備、から進めていく予定です。
会合は1ヶ月に1度を原則とします。研究成果については、研究発表会、年次大会、品質誌などで発表します。 |
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(6) |
グローバル品質管理教育研究会 |
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事例研究を進めつつアンケート調査を実施し、本研究会設置の趣旨である日本企業において共通する「品質管理教育に関する悩み」を整理し、解決策を議論して、その中から海外事業で求められる品質教育プログラムの要求事項を研究します。その成果をシンポジウムや研究発表会で公表し、標準テキストの開発などにつなげるために広く会員から意見を聴取する予定です。 |
第43年度の国際委員会は、第42年度の活動を基盤に、以下の事業を実施します。
(1) |
ANQ 2014への協力
シンガポールにて、2014年秋にANQ(Asian Network for Quality) 総会の開催が予定されています。ANQ理事組織であるシンガポールのSQI(Singapore Quality Institute)が主催します。大会開催の支援やアドバイスを、JSQCとして継続的に行っていきます。また日本からの参加者についても、ANQでのリーダーシップを発揮できるよう、引き続き多くの参加者を募る予定です。また、若手研究者の育成を目指した支援を継続して検討します。 |
(2) |
ANQの安定的発展のための調整
2014年の春には台湾で、秋にはシンガポールで、ANQ理事会が予定されています。JSQCとしてANQの発展に積極的に関与しています。ANQ理事会に先立って行われるANQ-CEC(ANQの品質管理検定委員会)にも委員を派遣し、良い方向に導けるよう議論に参加します。また、ARE-QP(Asian Recognition of Excellence in Quality Practice)選定の幹事をJSQCが行っています。ANQの参加組織も着実に増加し、アジア以外の組織も参加する情勢にあり、その中でリーダーシップを発揮できるようANQ 理事会に出席します。 |
(3) |
海外の品質に関連する学協会とのアライアンスに関する具体的な検討
幅広く海外の学協会と交流をもつための具体的方策について継続して検討します。特に、ANQ関係団体と交流し良い関係を作りはじめました。さらに、ANQ関係団体以外に対しても若手会員が交流する際の支援ができるようなプログラムを検討中です。また、世界に対しては、ANQを通じて、アジアとして広く意見を発していく予定です。 |
(4) |
英文電子ジャーナル発行の検討
論文誌編集委員会と連携しつつ、英文電子ジャーナルの発行について検討します。英語での研究論文発表の場はANQ総会が主たる場であり限られていますので、情報発信を国際的視点から強化するためにこの検討を進めます。 |
(5) |
国際規格の検討
品質管理に関連し、ISO 9001をはじめとして種々の国際規格が発行されています。またJSQCでは、日常管理に関する規格が発行されています。これらの状況を鑑み、JSQC規格の国際規格化なども含め、JSQCの立場から国際規格策定の議論を開始します。 |
次の3つのJSQC規格について、本年度前半で原案作成を終了し、その後審議委員会での議論、パブリックコメントの募集などを経て、2013年7月〜9月を目途に制定、発行をする予定です。
・「小集団改善活動の指針」
・「プロセス保証の指針」
・「ISO20252を公的統計の質の保証に利用する指針」
さらに、QMS部会と連携しながら、ISO 9001に基づくマネジメントシステムをベースにした「第2者監査の指針」をJSQC規格として発行するため活動をすすめていきます。
また、発行済みの規格「日常管理の指針」等のJIS化/ISO化について検討するとともに、これらの規格の英語化についても検討します。
「JSQC規格講習会」については、参加希望者の様子を見ながら、半年に一度くらいの頻度で開催する予定です。
43年度も引き続き、FMES代表者会議、FMES/JABEE委員会、FMESシンポジウムに参画し、経営工学関連学会との交流、JABEEの審査活動、FMESシンポジウム等の活動に、中核団体として協力していきます。特に、今年度はFMESシンポジウムの幹事学会にあたりますので、関連学会の方々と積極的な議論が行える企画案を検討していく予定です。また、日本学術会議の体制変更、JABEEの役割についても変革が求められており、FMES/JABEE委員会を通じて、これらの今後のあり方について意見を述べていきます。横幹連合に関しては、これまでと同様、適宜活動に協力していきます。
第43年度も引き続き若手研究者に対する研究助成を行います。募集要項の主な内容は以下の通りです。
「助成金額は1件5万円で4件以内。対象者は、日本品質管理学会の正会員もしくは準会員、申請時に35歳以下で大学・研究所・研究機関等において研究活動を行っている者、留学生の場合は日本の大学院に在籍する外国籍の留学生等の要件を満たす者(年齢制限はありません)とします。すでに2回採択された者は選考対象から外し、助成対象は品質管理に対する研究全般およびANQ以外の国際会議での研究発表への旅費支援も含めます。期間は1年間(2013年10月から2014年9月)です。研究成果を品質誌へ投稿、あるいは、研究発表会などで発表することを奨励します。」
本相談室は学会ホームページ上で運営・展開されています。例年、レベルの高い質問が寄せられ、それに対するボランティアの活発で的確な回答がなされ、一定数の閲覧者も獲得しています。第43年度もこの質の高さは維持しつつ、より多くの質問が出されるよう、今以上に気軽に利用できるよう、すべての学会員が相談室を認知するよう、取り組んでいきます。
現在の形式に変更後「あらし」の問題が生じていないことから、当面、形式はこのまま継続しますが、1)学会ホームページ上の表記を、より目に留まりやすいように、気軽に利用してみようかと思えるように変更、2)より積極的な広報活動(ニューズやML、学会主催のシンポジウム、研究発表会、事業所見学会の場の活用)等を行っていきます。
17.TQE(問題解決力向上の為の初等中等統計教育)特別委員会 |
初等中等統計教育が“生きる力”をはぐくむ教育となるべく、過去四年間の活動を継承し、以下の取組みを行っていきます。
(1) |
新学習指導要領における問題解決教育の充実を期するために、学校現場での具体的な教育教材事例の開発に努めます。 |
(2) |
教員の方々への上記1にて開発する教育用教材事例に基づくセミナー開催に努めます。 |
(3) |
42年度に提案した学校教育における問題解決の基本3ステップの学びの重要性と初等中等教育スキームの啓蒙・普及に努めます。 |
(4) |
初等中等統計教育における「生きる力」育成への活動支援として、40年度に設立された統計グラフ全国コンクールにおける 日本品質管理学会賞の周知・徹底を図り、応募件数の増加と、その質の向上に努めます。 |
日本原子力学会(ヒューマンマシンシステム部会/社会・環境部会)等との共催の「原子力の安全管理と社会環境に関するワークショップ」を継続します。また、自動車事故対策機構等の審議についても引き続き参加・協力していきます。ISO 39001についても、認証制度の普及、支援規格の開発などについて引き続き協力していきます。
また、安全、安心にかかわる社会技術に関して、社会ニーズを考慮に入れ、他学会との協働、大型研究プロジェクトへの参画等を検討します。
「JSQC選書=品質管理に関する、非専門家向け高度教養講座」の地位を確立すべく、引き続き、品質立国日本再生に寄与するテーマで良質の書籍の発刊を目指します。
並行して、第44年度以降の選書テーマ候補を充実させ、時宜を得た発行計画の立案を行います。その際、JSQC選書既刊本に対する読者の声の収集・把握に努め、今後のテーマ選定等に活かします。必要があれば、テーマ選定から発刊までの一連のプロセスを改善します。書籍の内容と購入者の傾向や関係を探ることも考えます。
また、JSQC選書の知名度向上に向け、有効な広報策について検討・実践を試みます。
(1) |
ソフトウェア部会 |
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1) |
実践的知識の集積・形式知集を公開し、シンポジウムを開催します。
前年度までに取り組んだ研究活動を知識体系としてまとめ上げ、公開します。この活動は、ソフトウェア開発における日本的品質管理のやり方・ノウハウを集積し、実践的でかつ効果的な知識として形式知化する活動でした。また、その研究成果を広く公表するためにシンポジウムを開催します。 |
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2) |
ソフトウェア開発関連のイベントに積極的に協賛・後援します。
前年度に引き続き、ソフトウェア開発関連の各種行事を後援・協賛し、部会メンバーの便宜を図るとともに、部会自体の広報を図ります。 |
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3) |
新たな研究活動を開始します。
ソフトウェア品質に関係する新たな研究活動を検討し、可能なものから具体的な活動を実施に移します。このことにより、部会メンバーへのサービスの向上を図ります。 |
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QMS有効活用及び審査研究部会 |
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42年度から引き続き次の6つの研究テーマに関して、1回/月の頻度で研究活動を行います。
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・WG1: |
適合性を証明する審査の研究2、マネジメントシステム共通テキストの研究
−組織の視点から考える− |
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・WG3: |
ビジネスプロセスにおけるQMSの位置付け−持続的成功型 新QMS− |
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・WG4: |
会社を強くする「自己適合宣言」の研究−形骸化ISOから、儲けるISOへの革新 |
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・WG5: |
次世代対応の第二者監査技法の研究−第二者監査のガイドライン |
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・WG6: |
中小企業経営者が使いたくなるISO9001推進の研究
−QMS運営管理のためのガイドライン− |
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・WG7: |
有効性を高める審査活動のための審査技術の標準化
−審査技術基本ガイドブック− |
今後は第148回シンポジウムの意見をもとに継続して研究活動を推進するとともに、新規テーマの開発を行います。なお、第二者監査のガイドラインにつきましては、JSQC規格の作成を行うとともに、その他のガイドラインにつきましては研究報告書を作成します。 |
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(3) |
医療の質・安全部会 |
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第43年度も前年度に引き続き、研究活動はPCAPS、医療QMS等を中心に進めていきます。医療QMSについては、基礎となるQMSモデルの開発が進み、10病院での導入・推進が終わり、QMSの基盤構築が進みました。現在は、ISO9001のレベルを超えてTQMへと発展させるべく、医療TQMモデルの構築を目指していきます。モデル開発を進めるとともに、医療界全体への啓発・推進活動も、昨年度以上に積極的に進めていく予定です。昨年度企画した出版を進めるとともに、2014年3月には、PCAPSと医療QMSのシンポジウムを開催する予定です。研究成果の発表は、JSQCだけでなく、医療関連の学会でも積極的に発表します。
教育・啓発活動については、医療の質マネジメント基礎講座を引き続き開講する予定です。昨年度、講師会を立ち上げ、カリキュラムの見直しを始めています。本年度の開講までには見直しを終了し、新たなカリキュラムで実施する予定です。さらに、教材の充実、講師の育成にも努めていきます。
部会員数については、医療者の入会がさらに増えるように、広報活動を行います。 |