JSQC 社団法人日本品質管理学会
HOMEENGLISH 入会案内 お知らせ 記録・報告 定期刊行物 論文・記事募集 関連情報 リンク コミュニケーション・メーリングリスト
授賞の記録
名誉会員一覧
ルポ・会員による活動報告
Copyright (c); 2001 JSQC

327回(関西)事業所見学会ルポ
(株)川喜 HACCP認定工場

 
掲載日:2008/04/16 ルポの一覧に戻る

 さる2007年8月28日(火)に第327回事業所見学会が、大阪府堺市にある(株)川喜にて開催され、「食の安全性を究める 対米水産HACCP認定工場の取り組み」のテーマの下、24名が参加しました。
 同社は、1961年に堺市にて創業し、水産加工品の製造・販売をしています。2001年にHACCP対応工場を建設し、2005年に対米輸出水産食品加工施設としてHACCP認証を取得されました(大阪府第1号)。
 見学に先立ち総括部長が挨拶され、現在のHACCP認定工場の特徴を説明していただきました。FDA-HACCPの要求として、木製の器具は一切使用禁止であるので、包丁の柄を樹脂製に替えて対応したが、和包丁の木製の湿り気が手に馴染みしっかり握れるし、包丁自体の重さを利用し切るものである。作業性と衛生を両立させなければ競争社会で生き残れないので、和包丁の衛生管理ができることを科学的に証明することを検討したいという前向きな姿勢は感銘を受けました。
 工場を訪問して最初に感じたのが、魚の臭いがしないということでした。現場に案内されて初めて「ここは水産会社」とわかる臭いがしました。それも私が経験した中でもっとも魚臭がしない水産加工場でした。
 特に魚のあらなどの廃棄物においても、業者が引き取りにくるまで、別室で冷蔵保管し腐敗臭からの虫の誘因侵入防止と腐敗菌の抑止・拡散防止を実施されており、廃棄物なのに温度管理が必要となる実態をみることができました。目に見えない臭いを相手によく管理されており、その苦労を慮るとほとほと感心する次第です。
 工場内では、冷凍魚を仕入れし、半解凍状態で切り身にして包装したり、切り身に味付けや衣をつけたりする工程を懇切丁寧に説明していただきました。見学者の質問にもわかりやすく回答していただき、参加者全員が満足できた見学会となりました。

伊瀬知 栄一(キング醸造梶j


ルポの一覧に戻る

--------The Japanese Society for Quality Control--