FMESとは・・・・
経営工学関連学会協議会(Japan Federation of Managerial Engineering Societies: 略称FMES)は,経営工学分野に関連する学会の集まりで,2009年6月現在,以下に示す8学会により構成されています.
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公益社団法人日本経営工学会(JIMA)
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公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会(ORSJ)
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一般社団法人日本品質管理学会(JSQC)
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日本信頼性学会(REAJ)
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一般社団法人研究・イノベーション学会(JSRPIM)
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一般社団法人日本設備管理学会(SOPE-J)
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一般社団法人経営情報学会(JASMIN)
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一般社団法人プロジェクトマネジメント学会(SPM)
FMESでは,各学会の協力の下,日本学術会議の活動,経営工学関連分野教育プログラムのJABEE審査に関わる活動,シンポジウムの開催などを通じて,この分野の学際的協力発展をめざしています.
FMESの設立は,日本学術会議の経営工学研究連絡委員会の立ち上げと密接に関連しています.研究連絡委員会(研連)は,日本学術会議の中に設置されている組織で,科学に関する研究の連絡を図り,その能率を向上させることの遂行に資するために必要な事項を調査審議することを目的として設置されています.その研連の一つである経営工学研究連絡委員会は,1984年11月に発足し,シンポジウムの開催,科研費への申請等の活動を行ってきており,科研費分科細目「社会システム工学」の設置などの成果を生んできました.
この研連の立ち上げるためには,この分野のいくつかの学会が協力して学術会議に働きかける必要がありました.また,経営工学分野をよりいっそう発展させるためには,単一の学会活動では不十分であり,いくつかの学会が協力して学術的発展をめざす必要が出てきました.そこで,
- 公的機関に対する共同課題の取り組み
- 研究の共同
- 研究発表,講演などの共催
- 組織の親交
を主な活動内容とする協議会を設立することになりました.これが,1984年6月に設置されたFMESです.発足当時のメンバーは(社)日本経営工学会(JIMA),(社)日本オペレーションズ・リサーチ学会(ORSJ),(社)日本品質管理学会(JSQC)の3学会でした.
その後,経営工学に関連するいくつかの学会が発足し,FMESへの参画を呼びかけたところ,1995年より日本信頼性学会(REAJ),日本設備管理学会(SOPE-J),研究・技術計画学会(JSSPRM)が加わり,6学会の組織となりました.さらにその後数年間で,経営情報学会(JASMIN),プロジェクトマネジメント学会(SPM)が加わり,現在は8学会で運営されています.
FMESの会長は,日本学術会議経営工学研究連絡委員会委員長が務めることになっています.また,最高意志決定機関である代表会議が設置されています.代表会議は,構成学会より推薦された日本学術会議経営工学研究連絡委員会委員および人工物設計・生産研究連絡委員会・経営管理工学専門委員会委員により構成されています.つまり,学術会議の経営工学分野に関わる研究連絡委員会と同一組織で運営しているわけです.代表会議では,協議会の構成,方針,組織,行事,運営,予算,決算などに関する事項を決めています.
代表会議の他に,常置されている委員会には,シンポジウム実行委員会とFMES/JABEE委員会があります.それぞれの委員会も,構成学会から推薦された委員によって運営されています.シンポジウムは,設立当初より継続されてきた活動で,毎年1回開催されています.また,日本技術者教育認定機構(JABEE)による技術者教育プログラムの認定が始まりましたが,経営工学関連分野のプログラムを審査するための幹事学会を,FMESが担当しています.そのJABEEの審査に関わる様々な活動を行っているのがFMES/JABEE委員会です.これらの活動に関しては,関連のページをご参照ください.
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